第14番札所 瑞応山 弘明寺 高野山真言宗 神奈川県横浜市
第十四番札所の瑞応山(ずいおうざん)弘明寺(ぐみょうじ)は、京浜急行の弘明寺駅下車徒歩3分、または横浜市営地下鉄の弘明寺駅下車徒歩5分と便利の良い所にあります。
今は往時の2割程度の広さになっているそうですが、昔はこの一帯が弘明寺の寺領だった事が地名や駅名からも伺えます。
京急弘明寺駅で下車すると駅の直ぐ脇が弘明寺ですが、山門は駅の改札とは反対側になりますので、少し坂道を下って歩かないといけません。
横浜市内最古の寺院だという弘明寺は、寺伝によれば養老5年(西暦 721年)にインドの僧・善無畏三蔵法師が当地に結界を創り、天平9年(737年)に行基が観音像を刻んで一宇を建立したと伝えられています。
御本尊の欅の一木造りの十一面観音立像(弘明寺観音)は平安時代の作と伝えられ、国の重要文化財に指定されています。
弘明寺は町中にある由緒正しい立派なお寺ですが、今の境内はそれ程広くなくて、地域に密着したお寺という印象です。参拝されている方も地元の方が多いように見受けられました。
弘明寺のお参りを済ませた後は市営地下鉄で関内まで行き、横浜中華街で食事をして帰りました。
瑞応山 弘明寺 (弘明寺観音)の御朱印と情報
本尊:十一面観世音菩薩
所在:神奈川県横浜市南区弘明寺町267
納経時間:8:30 ~ 17:00
拝観料:なし(内陣は300円)
詠歌:ありがたや ちかひの海を かたむけて そそぐめぐみに さむるほのやみ