第3番札所 祇園山 安養院 田代寺 浄土宗 神奈川県鎌倉市
第三番札所の祇園山・安養院(田代寺)はJR鎌倉駅から徒歩13分、または京急バスの緑ヶ丘入口行で名越バス停下車徒歩1分のところにあります。但し、私たちは一番札所の杉本寺から30分ほどかけて歩きました。
田代寺は建久3年(1192年)に源頼朝に仕えた武将・田代信綱が尊乗上人を開山として比企ヶ谷に建立したお寺で、江戸時代になってから北条政子ゆかりの寺院である安養院に統合されて、今の祇園山安養院田代寺となりました。
安養院の本尊は阿弥陀如来ですが、田代寺の本尊の千手観音(田代観音)が、坂東33観音の3番札所となっています。
安養院は5月上旬に咲くツツジで知られたお寺だそうですが、それ程広いわけでもなく、一見すると街中にあるごく普通のお寺さんという感じで、ボーっとしていると見過ごして通り過ぎてしまいそうです。
丁度私たちが参拝した時に法事が行われていて、それもあって普通のお寺と言う風に感じたのかも知れません。
ただ境内の鎌倉市天然記念物である樹齢700年の槙の木は立派でした。
また墓地には日本を代表する映画監督の黒澤明氏のお墓があるということです。