第25番札所 筑波山 大御堂 真言宗豊山派 茨城県つくば市
第二十五番札所の筑波山・大御堂には、JR土浦駅西口から筑波山口行きの関東バスに乗車して、筑波山口で筑波山神社入り口行きのバスに乗り換えて参拝しました。私たちは26番の清滝寺に寄る都合で土浦駅から行きましたが、つくばエキスプレスのつくば駅からは、直接筑波山神社入り口まで行く筑波山シャトルバスが出ています。私たちも帰りはその経路で帰りました。
大御堂はバス停から筑波山神社の鳥居を抜けた先にある、とてもこじんまりとした観音堂です。
大御堂参道の看板は出ているものの、気をつけていないと見過ごしてしまいそうなお堂で、お寺という印象をあまり受けないのは、すぐ近くにとても立派な筑波山神社があるからでしょうか。
延暦元年(西暦 782年)に徳一の開山により創建され、その後に空海が入山し真言密教の道場として知足院中禅寺と号し、筑波山神社と神仏習合されて江戸時代には多くの寺領を有して栄えたといいます。
現在はかつて大寺院だった面影は感じられず、筑波山神社の脇にひっそりと佇んでいるような印象のお堂になっています。
参拝し本堂の脇の納経所で御朱印を頂いた後は、折角ですから筑波山神社にお参りしました。
筑波山神社は古式ゆたかでとても立派な神社です。大御堂もおそらくは明治の廃仏毀釈以前はこんな風に立派な大寺院だったのでしょうね。