第7番札所 金目山 光明寺 天台宗 神奈川県平塚市
第七番札所の金目山・光明寺には、JR平塚駅から秦野行のバスに乗り、金目川を横手に見ながら、およそ25分くらいの金目駅バス停で下車。バス停から徒歩5分くらいで着きます。
仁王門には平塚市の重要文化財に指定されている仁王像と大きな草鞋が飾ってあります。その奥の本堂(観音堂)の前には幟が沢山立っていて賑やかな雰囲気がします。
伝承では大宝2年(702年)に海女が海中から観音像を得た後にわが家の奥に奉安し、その後道儀上人が一宇を建立しこの観音像を安置したのが光明寺の始まりという事です。
金目観音は「かなひの観音」と呼ばれていますが、それには願い事が叶うという意味と、海女の家の奥(家内)に観音像を祀ったという意味があると伝えられています。
ご朱印をいただいて門の方に戻る途中に、珍しい水琴窟があります。私は本物の水琴窟を見たのは初めてです。
竹筒に耳を近づけると、確かに琴のような鉄器の風鈴のような音が聞こえてきます。ちょっと感動しました。
光明寺は全体的にこじんまりした静かなお寺さんで、そこがとても気に入りました。また手水場に真新しいタオルが用意されていたのも、ずいぶんと気配りのあるお寺さんだと感心しました。