坂東三十三観音霊場を歩く

第23番札所 佐白山 正福寺(佐白観音)

第23番札所 佐白山 正福寺 普門宗 茨城県笠間市

  • 寺号が観世音寺のままの銀の案内板
  • 本堂に続く階段
  • 正福寺の手水舎
  • 正福寺本堂

笠間にある第二十三番札所の佐白山・正福寺は、縁起などによると白雉2年(西暦 651年)に猟師の粒浦氏によって創建され、孝徳天皇の勅願所として栄えたと伝えられています。

JR水戸線の笠間駅から徒歩25分くらいのようですが、参拝にはレンタサイクルを利用したという方も多いようです。

私たちは21番・日輪寺から22番・佐竹寺と自家用車で移動してから、正福寺に向かいました。市営の駐車場が正福寺の近くにあります。

このお寺は2012年までは観世音寺という名前でした。江戸時代には正福寺という寺号だったのを、昭和の時代に宗教法人化するにあたって諸般の事情から観世音寺に改称したらしいのですが、2012年に以前の正福寺に戻したとの事。ただ入り口の案内板はまだ観世音寺のままでした。

丸太で土止めした落ち着いた雰囲気の階段を登ると本堂が見えてきます。それ程古刹という印象は受けず、こじんまりとしたお寺さんという感じですね。

  • 馬頭尊の石碑とお地蔵さま
  • 笠間稲荷神社の楼門
  • 笠間稲荷の手水舎
  • 笠間稲荷の東門

御朱印は本堂の中に上がって頂きますが、御本尊のお姿は見えません。拝観料300円を支払うと拝観出来るようです。この時は拝観せずに御朱印だけを頂きましたが、私たちの坂東33観音専用の御朱印帳は2008年に購入したものですので、印刷された札所の名称は観世音寺のままになっています。

せっかく笠間まで来たので、最後に日本三大稲荷のひとつである笠間稲荷神社にお参りしてから帰宅の途に着きました。


佐白山 正福寺(佐白観音)の御朱印と情報

正福寺の御朱印

本尊:十一面千手観世音菩薩
所在:茨城県笠間市笠間1056-1
納経時間:(夏) 8:00 ~ 17:00
    :(冬) 9:00 ~ 16:00
拝観料:なし
詠歌:夢の世に ねむりもさむる 佐白山 たえなる法や ひびく松風

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