第5番札所 飯泉山 勝福寺 真言宗 神奈川県小田原市
第五番札所の飯泉山・勝福寺には、JR東海道線の鴨宮駅から徒歩で約25分くらいかけて行きました。小田急線の足柄駅からも徒歩で25分くらいだそうです。
駅を出て住宅街の中を歩いていきますけど、あまり高い建物もなく少し懐かしい気がする街並みです。冬の朝早くに参拝に出かけましたので、遠くに富士山が見えるのが何かうれしかったですね。
日本三大仇討ちの一つとして有名な曽我兄弟は、勝福寺の仁王像より怪力を授かったと伝えられているそうですが、その仁王門をくぐると正面に本堂が見えます。
勝福寺は弓削道境が天平勝宝5年(753年)に開山したと言うお寺で、境内がスッキリとして立派なお寺です。
ご本尊は十一面観音ですが、御開帳は33年に1度ということなので、残念ながらお姿を拝むことは出来ませんでした。
境内には、若かりし頃の二宮尊徳(金次郎)がこのお寺でお経を聞いて深く感ずるものが有ったと言う言い伝えに基づいて、二宮金次郎が本尊を礼拝している像が有ったり、小田原市の重要文化財の龍頭の手水鉢など、由緒正しい古刹という雰囲気を感じさせる寺院です。