第29番札所 海上山 千葉寺 真言宗豊山派 千葉県千葉市中央区
第二十九番札所の海上山・千葉寺には、京成線・千葉寺駅から10分弱歩いて参拝に行きました。JR本千葉駅からも徒歩15分ほど、JR千葉駅からバスで千葉寺バス停下車という方法でも参拝できます。
同じ関東地方でも、場所により何となく景色が違うのがなかなか面白いですね。
千葉寺駅から千葉寺に行く途中、住宅街の中の細い坂道を歩きましたが、ああいう雰囲気が私は好きです。
私たちが参拝した日は第3日曜日で、千葉寺で骨董市のたつ日でした。朝も早くからお店が開いていましたが、まだお客さんの数はそれ程多くはなかったです。
千葉寺は寺伝によれば、和銅2年(西暦 709年)にこの地を訪れた行基が十一面観音を安置したのに始まり、聖武天皇の命により千葉寺と称したと伝えられます。
昭和20年の戦災で焼け昭和51年に再建されたコンクリートの本堂は、まだ新しい感じがしますが、山門はなかなか由緒正しそうな趣きがあります。
境内の真ん中には鎌倉の鶴岡八幡宮の公孫樹よりも古いと言う、千葉県指定天然記念物の大公孫樹の木がドンと立っています。これが立派でとても印象的です。
鐘楼もなかなか立派なものでしたが、何しろ骨董市でお店が出ていたのでじっくりと見物するわけにも行かず、そこが少し残念でした。
境内にお祀りされている小さな祠やお堂も多く、普段はもっと落ち着いた雰囲気のお寺なんでしょうね。